一昨日「創業のお知らせ」を公開したところ、

沢山のお祝いメッセージをいただきました。本当にありがとうございます。

事業を続けることを「そんなに甘くない」と訝しがる方がいることも事実ですが、

暮らし続けることを「そんなに甘くない」と言われる社会は嫌だなと思います。

事業を大きくすることをもちろん目指していきますが、

人間らしく、豊かに楽しく。ココで仲良く暮らし続けていくことが私たちの望みです。

「さすてぃなぶる」とか「えすでぃーじーず」とか「さぶすくりぷしょん」とか、

新たな言葉が躍る現代社会の中で「もとくらしー」は温故知新な価値観を発信し続けますね。

どうぞ気長に末永くお付き合いの程、何卒。

今回のコラムは合同会社ココ企画の「6つの事業内容」についてお知らせいたします。

果たして3名でやれるのか分かりませんが、今のところ全てやる予定です。

お時間ありましたら、最後までお読みください。いつものことですが、ちょっと長いです（謝）。

「地元の暮らし」と表現するときの「地元」はどこまでか？

一般的には「市町村名」で表現することなのでしょうが、ココ企画は行政区域をあまり意識しないで活動していこうと決めています。

私たちの暮らしに登場するところであればどこへでも。

少なくとも1年に1回以上訪れたり、誰かに会いに行ったりしている場所を私たちは「地元」と表現しています。

範囲を広げることで、暮らしの選択肢は確実に増えていきます。

私たちは豊かさの定義を『選択肢の多様さ』と単純に考えているところです。

豊かですよ私たちの地元。

飽きることがありません。

まだ見ぬ場所、まだ知らぬ体験、未だお会いしていない多くの人。

最初から活動エリアを「面」で捉えているココ企画のお仕事は、

自分の人生をかけても終わることがないだろうなぁと思っています。  

【ココ企画の事業内容】

ココ企画という会社名よりも「モトクラシー」というブランド名の方が地元で認知されていると思います。「紙媒体+Web媒体」という、アナログとデジタルの融合事業。地元の魅力を、自分たちの言葉で紹介しているのがメディア事業です。広告料として『販売していない』ちょっと不思議なビジネスモデル。お金を払えば誰でも掲載できる媒体ではありません。反対に、お金をいただかなくても私たちから掲載をお願いすることもございます。完成品に自信を持ち始めていますが、実際の制作に関しては、恐ろしい程の手間暇かけるアナログ作業。素人集団が必死になって、地味～な手作業でどうにかこうにか制作しています。その分、フリーペーパーやHPが完成した時、自分たちが一番嬉しく、喜んでいるのです。ココ企画はこれからも「モトクラシー」の発信を楽しみながら続けて参ります。

ココ企画は「地域限定旅行業」を有する旅行会社です。しかし、一般的に想起されるような「旅行商品」の開発・販売を担っていこうとは考えておりません。ポストコロナを語るまでもなく、ツーリズムのあり方は今後ますます変化していくと思われます。観光客・旅行者だけを対象としたツーリズム産業は大きなリスクを孕んでいると私たちは考えているところ。ココ企画は「地場産業」と密接につながったツーリズムを提案・実施して参ります。ツーリズムを一つの広報手段として捉え、実際に参加している地元の人の存在を中心に、地場産業の魅力を内外に発信していく計画です。具体的には2020年からスタートさせた「地元愛ツアー」を定期的に開催し、時に映像の力も借りながら、ココでの暮らしを豊かにするツーリズムを行っていきます。

このコラムを書いている私（ハヤシ）は東京のイベント業界から社会人キャリアをスタートさせました。長野県に転職後は、ガイド業も行っていたので、直接「現場」でサービスを提供するお仕事が大好きなのです。私たちは街中で熱気球をあげたり、冬まつりで巨大な球を転がしたり、過去に色々なアクティビティを実践して参りました。現在、もっとも力を入れているアクティビティが『アウトドアサウナ』。昨今のサウナブームにのっかっている訳ではありませんよ。広大な自然環境に恵まれ、森林資源を暮らしに利活用できるココの地域において、アウトドアサウナは「暮らしを豊かにする」アクティビティになると信じているのです。「暮らしを楽しくする」アクティビティもココ企画は提案して参ります。

2020年からスタートさせたまだまだ実績の乏しい新事業。モトクラシーの活動を通して出会えた素敵な事業者さんたちに全面協力していただき、ココでしかできない51の体験プランを選択できるカタログギフトを作りました。「地元に何もない」とはもう言わせない。一万円の価値が体感できるプランの数々。利用後も使える情報誌として大切に手元に残してもらいたい。色々な想いを込めて制作したカタログギフトです。大切な人に、大切な時に。贈り物の定番として「モトクラシーギフト」が育ってくれれば嬉しいです。地元で制作し、地元で販売し、地元で利用する。1円も地域外に出ていかない、超地域密着型のビジネスモデルで、オンラインビジネスやグローバルビジネスと闘って参ります(笑)

過去数年、多くの自治体様・協議会様等から委託を受け、ツーリズムの力を活用した、まちづくり事業を実践してきました。地域を歩き回るフィールドワークや、新たな出会いの場となるワークショップなど、補助金事業や助成金事業が大変ありがたかったことは事実です。しかし、ココ企画はそういった各種予算事業から少しずつ卒業していこうと考えています。「予算の切れ目が事業の切れ目」と揶揄される現実があったり、多くの公金が地域外に流出していたり等、課題があることも分かってきたからです。今後は、真に自走化を目指して、中・長期的に計画されている「まちづくり事業」だけに協力いたします。自走化とは「利益を生み出すビジネスモデルの構築と実践」です。当たり前のことを力強く宣言すること自体、不思議なことなのですが。

「暮らし」をテーマに地元の情報発信を続けてきた私たち。合同会社ココ企画では『リクルート事業』を新企画としてスタートさせます。「暮らし」の中で「働く」という時間がとても大切なものであると考えているからです。地方にＵターンやＩターンを検討する際、「仕事」をどうするか？という課題は必ず発生します。現状、地方のリクルート情報は、質・量ともに都市部に比べて圧倒的に劣っていると言わざるを得ません。「働きたい」と思う人がいても、なかなか地元のリアルな仕事情報に出会えないのです。ココ企画は「モトクラシー」で培ってきた情報発信のノウハウや、ツーリズムの資格を活用しながら、特に若手人材に特化したリクルートサービスを展開いたします。転職させることが最終目的ではなく、暮らし続けること、地域を持続させること、地域を活性化させることを目的とした新事業です。若手人材の可能性や必要性を、地域課題と共に考えてくれる企業様との出会いを楽しみにしております。

と、言うことで全6事業。合同会社ココ企画は、小粒ですがビリビリ激辛な職場です。

一見、色々な事業をやっているように見えますが、お仕事の進め方や成果物の制作手順などは、ほとんど同じ。やっているメンバーがすぐ隣にいる職場環境ですので、どうにかこうにか、なんとかかんとか、けんけんがくがく進めていけるのです。

全ての事業が繋がっています。

全ての事業の目的は一緒です。

地元の暮らしを　豊かに楽しく

ココ企画のお仕事に、ご理解・ご協力・ご支援・ご期待いただければ幸いです。

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