シリーズ『お買い物したい』Vol.9。旭川の作り手が集まる「北の嵐山」。閑静な住宅街の中、ゆっくりじっくり“手しごと”の温かさに触れてみてくださいな。オトナ女子の心ときめくものがたくさんあるはず♪
旭川の街中から車で西側へ20分ほど行った所に、小高くそびえる〈北の嵐山〉というエリアがあること、ご存知ですか?
閑静な住宅街の中に、偶然にも作家さんが集まった珍しいエリアなのです。
北の嵐山に訪れると、街中とは違い、静寂な空気に包まれるのもおもしろいところ。
どのお店も徒歩圏内なので、北邦野草園駐車場に車を停めて、トコトコお散歩しながら、さまざまな“手しごと”へ会いにいきましょう。
今回は数あるお店の中から、お友達でもカップルでも楽しめるモトクラシーのおススメを3つご紹介。
陶芸工房:大雪窯
まず1つ目は、北海道の自然と空気感を映した陶芸作品が楽しめる「大雪窯」さん。
小さい公園のすぐ側、正面の青い扉と黄色いのれんが目印です。
店内には色とりどりの陶器たちがたくさん並べられています。
中でも、雪や氷など冬のイメージを表現する「雪結晶釉(ゆきけっしょうゆう)」という釉薬を用いた技法は大雪窯さんの代表作の1つ。陶器の中にキラリと輝く結晶は「美しい」という表現がぴったりです。
大雪窯さんは旭川で最も歴史のある窯元。
3代目の板東光太郎さんは、陶芸のお話はもちろんのこと、趣味であるキャンプのお話までしてくれる気さくな陶芸家さんです。
そんな板東さんが教えてくれる、陶芸体験(てびねり・ろくろ)もおススメ。
初心者でも丁寧に指導してくれるので、どなたでもお気軽にご参加くださいね。
私(オガワ)は以前、てびねりでかわいいご飯茶碗を作りました。
少々不器用さが出ておりますが、いつもおいしくご飯をいただいております。
ガラス工芸:淳工房
2つ目は、多種多様なガラス工芸で目を楽しませてくれる「淳工房」さん。
大雪窯さんの真向かいにある、白壁の建物が工房です。
店内は、作り手である菅井さんのガラス工芸作品が空間を埋め尽くしています。
菅井さんは2年ほど美術教師をやった後、ガラス工房で7年修行して独立されました。
一口にガラスといってもさまざまなものがありますが、中でも「虹彩ガラス」は菅井さんにとって、ガラスに魅了されるきっかけの1つでもあったそうです。
淳工房さんでは、木工作家とコラボした商品があるのも特徴ですよ。
30年ほど前に5~6人の作家と制作した酒器「木Glass」は、旭川市内の飲食店でもよく見かける作品です。
酒器はあくまでもお酒の入れ物なので、お酒の重さが分かるように軽く作っているのだとか。
旭川のお土産として、贈り物など、全国各地のお客様から人気です。
菅井さんの作品はどれも『特別な日』に使いたくなるものばかり。
特別な日に大切な人と。素敵な空間を演出してくれますよ。
他にも津軽塗とコラボした商品などもあるので、淳工房さんでたっぷりとガラスに魅了されてください。
<淳工房>
旭川市旭岡2丁目8-1
0166-53-8512
10:00~18:00
クラフトショップ:クラフトブラウンボックス
3つ目は、旭川で作ることがこだわりの「クラフトブラウンボックス」さん。
店名の通り、旭川のクラフトを展示・販売しているお店です。
店内に一歩足を踏み入れると、温かみが感じられる木工商品がたくさん!
キーホルダーや小さくてかわいい置物、時計、なんとオセロまで。
ぜひ、1つ1つ手にとってクラフトのぬくもりを感じてください。
余談ですが、モトクラシーオフィスには、クラフトブラウンボックスさんの置時計があります。
底の面が丸みを帯びているので、ちょっとつつくとコロンコロンして、それはそれはかわいいのです。
そこにあるだけでほっこりするのが、クラフトブラウンボックスさんの魅力ですよ。
お店に来たら、オーナーの得永さんとおしゃべりしてみてください。
商品や嵐山についておもしろく、冗談を交えながらお話してくださいますよ(たまに冗談なのか分からない時があります)。
クラフトブラウンボックスさんについては、コチラのブログでさらに詳しく紹介しているので、こちらもご覧ください。
<クラフトブラウンボックス>
旭川市旭岡1丁目21-8
0166-50-3388
10:00~日没まで
北の嵐山で
旭川近郊でもこんなに作家さんたちが集まっているエリアは貴重です。
今回ご紹介したお店以外にも、染物や茶室、カフェもあり、川に向かって歩けば森林浴も楽しめますよ。
もう少し登れば旭川市を一望できる展望台もあり、ちょっとしたおでかけには最適ですね。
北の嵐山でゆったり静かな時間をお楽しみください。
北の嵐山のコンプリートをじっくり目指します。
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