シリーズ『美味しいものたべたい』Vol.10。0次会にうってつけ。旭川でおしゃれな角打ち(立ち飲み)ができちゃう「和酒角打 うえ田舎(うえだや)」さんについて。
旭川で角打ちできます
仕事はきっかり18時に終了。
明日は休みだから、どこかでちょこっと飲んでから帰ろうかな。
今年の旭川は例年に比べて雪が少ないけれど、身を刺すような寒さは健在。
今はちょうど「あさひかわ街あかりイルミネーション」の時期で、買物公園通りはきらびやかに彩られています。
駅から買物公園通りを歩いて早10分。
花金と言えどこの寒さです。だんだんと人通りが少なくなってきました。
そろそろどこかに入らないと、酒を飲むどころか風邪をひいてしまう…と思ったちょうどその時。
ふと、見慣れないお店が。
のぼりには「角打ち(立ち飲み)」とあります。
読み方はよくわからないけど「角打ち」に興味はあるし、雰囲気もよさそう…とりあえず寒いので店内へ!
酒屋の奥に隠れたお洒落なバーカウンター
足を踏み入れた場所は、いわゆる酒屋そのもの。
日本酒だけでなく、素敵な酒器や美味しそうなおつまみもあって、ついつい買物したくなってしまうけれど、まずは角打ち!
お店の奥にある廊下を進み、のれんをくぐると…
こんな素敵空間がありました。
旭川には2つとないような、おしゃれで落ち着いていて、それでいて少し不思議な雰囲気です。
カウンターの背後は全て冷蔵庫になっていて、旭川の高砂酒造や男山、上川町の緑丘蔵といった地域の酒蔵の銘柄があるのはもちろん。
「和酒を身近に感じてほしい」という想いの下、店主の上田さんが選りすぐった全国の日本酒が並びます。
日本酒に不慣れな方もいらっしゃいますよね。
でも大丈夫!
そんな方でも飲みやすい果実酒もしっかりありましたよ。
日本酒のお供はやっぱりおでん
最高気温がマイナスなのが当たり前な、最近の旭川。
寒さ染み入るこんな日の酒の肴には、心も身体も温まる、あつあつのおでんがぴったりです。
店員さんに特徴を聞きながら選んだ日本酒をちびちびなめながら待っていると、色とりどりの小皿が。
こんなおしゃれに盛り付けられたおでん、なかなか他では出会えないのでは。
一つひとつ丁寧に作られているので、見ては目が、食べては舌が喜びます。
うえだや = 酒屋
日本酒とおでん。
最高の組み合わせに、箸とおちょこが進み、次々に頼んでいたら、気づけばもう19時過ぎ。
ふと、うえ田舎の営業時間を確認すると、「14:00~20:00」とあります。
通常の居酒屋と比べると、かなり短いですよね?
その理由は、うえ田舎がそもそも「酒屋」だから。
「うえ田舎で軽く0次会をして、1次会はうえ田舎がお酒を卸している居酒屋さんへ足を運んでほしい」
一見違和感のある営業時間は、酒屋である、うえ田舎のコンセプトを反映しています。
寒くても飲み歩きたい旭川の夜
もう少し飲みたい気分だったので、店員さんからこの後行くべきオススメのお店情報をいただきました。
冬の間は、日がとっても短い旭川。
その分、長くなった夜。
折角ですから楽しまないと損ですよ。
日本酒とおでんでほっかほかに温まったので、マイナス15度なんて怖くありません。
さっき聞いた店名をマップに打ち込んだら、いざ、ほろ酔い気分で次のお店へ!
冒頭のTシャツのイラストは、白幡さん(写真右)が描いた上田さんとのこと。
独特の味があって可愛いですね~
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