シリーズ『体験したい』Vol.9。おなかいっぱい大満足。食べ放題の果物狩り体験が始まると、北海道もいよいよ夏本番。旭川エリアのサクランボは意外と知られていない高品質な果樹なのです。中でもとびっきりの笑顔で迎えてくれる「山中果樹園」さんがモトクラシーのおススメ!
夏の果物と言えば?
スイカ 。。。 正解
メロン 。。。 もちろん正解
マンゴー 。。。 やや不正解(旬は春なんですって)
私たちが暮らしている北海道旭川エリアにおきましては、夏の訪れを感じさせてくれる果物はズバリ『さくらんぼ』でございます。
札幌市で生まれ育った私(ハヤシ)ですが、実家の庭に一本さくらんぼの木がありました。
中学生くらいまでは、毎年当たり前に食べていて、正直お店で購入した記憶がありません。
両親が何か手をかけていた記憶もなく、初夏になれば必ず毎年実をつけてくれて、「好きな時に自由に食べ放題の果物」というのが幼少期の私の思い出です。
(因みに当時の実家は後年両親が売却。数年後ふと訪れてみたところ、サクランボの木は見事に伐採されていました。勿体ないことするな…と悲しくなったことが思春期の思い出だったりします)
そんな思い出からあっという間に20年。
父親となった私が、サクランボを紹介する仕事をしているとは。
旭川市に居を構えた私にとって、サクランボは家族との大切な大切な思い出になっています。
意外(!?)に人気になったサクランボツアー
モトクラシーをはじめて2年目。
2016年に「果物狩り」をメインとしたツアーを販売しました。
イチゴ狩り・ハスカップ狩り・そしてサクランボ狩り。
私は正直、サクランボ狩りが一番不人気ツアーになるだろうなと予想していました。
そう、私のサクランボさんに対する認識は「当たり前」というものであって、決して特別な果実とは微塵も考えていなかったのです。
ところが。。。
圧倒的一番人気が「さくらんぼ」のツアー!
(動画から楽しさが伝われば幸いです)
このツアーを通して、私たちは数多くのお客様と出会うことができました。
国内旅行はもちろん、アジア、北米、イスラム圏、西欧、オセアニアなどなど、沢山の国の方々にご参加いただき、とっても喜んでいただけたのです。
色んな体験ツアーを企画して販売してきましたが、国籍も世代も性別も問わず、誰もが笑顔になったのは「さくらんぼ」だけかもしれません。
さくらんぼ恐るべし。
ちょっと甘く見ていました。ゴメンナサイ。
この数年間で、彼に対する認識がずいぶん変わったのでした。
山中果樹園に通い続ける理由➀
旭川市近郊には沢山の果樹園があり、サクランボ狩りが体験できます。
その中でも私たちは「山中果樹園」さんにひたすら通い続けています。
理由はシンプルに2つ。
1つはただただ美味しいから。
(美味しさの秘密はのちほど)
もう1つはただただイイ人が待ってくれているから。
特に強く強くご紹介したいのが販売所にいつも笑顔でいてくれる「お母さん」。
もうこのお母さんのことが好きすぎて、お母さんに会いに行っていると言っても過言ではありません。
いつでも笑顔で迎えてくれます。
必ず笑顔でお客さんとコミュニケーションしてくれます。
英語は一言も話せません。
でも、世界中のお客様と深い深い関係を短時間で構築することができます。
私には超能力者に見える時があります。
ココにお母さんがいてくれるから、私たちはお客さんと一緒に山中果樹園を訪れているのです。
因みにお母さん自身もサクランボが大好きで、サクランボ農家に嫁ぐと決まった時は、好きなだけサクランボが食べられるのが嬉しくて仕方なかったそうです。
(こんなに働かされるとは思わなかったともボヤいていましたが)
茶目っ気とユーモアと優しさで溢れているお母さんに是非一度会いに行ってください。
山中果樹園に通い続ける理由➁
美味しさの秘密は生産者さんにあり。
山中果樹園は4代続く、歴史ある果樹園さんです。
4代目の当主は先述のお母さんの息子さん。
こちらも「ただただイイ人」です。
私たちは急に訪問したり、突然ご連絡したりとご迷惑もおかけしているのですが、山中さんもお母さんに負けない豪快な笑顔でいつも対応してくれます。
山中さんからはサクランボづくりの裏側や、創意工夫、果樹園や地域の歴史など沢山のことを教えてもらいました。
1年のうちで収穫の時期はたった1ヶ月。
山中さんがサクランボについて語る時、我が子のような表現を用いるのが印象に残っています。
曰く「一本一本の樹木を物凄く見ている」とのこと。
簡単な表現ですが、250本以上の木を観察し続けることは並大抵の仕事ではありません。
さくらんぼ農家の仕事は樹木医の仕事と似ているそうです。
山中果樹園美味しさの秘密をもう一つ。
3代目園主、山中さんのお父さんが平成元年に旭川エリアで初となる雨除けのビニールハウスを設置しました。
当時は大きな買い物で、お父さんも相当悩んだそうですが、お母さんの応援もあり、挑戦したとのこと。
パイオニア魂は脈々と受け継がれていて、現在では新しい品種を育ててみたり、新しい栽培手法にもトライしているそうです。
「常に現状に満足せず、美味しいと言っていただけるさくらんぼを作り続けたい」
そんな想いを持ちながら、毎年ちょっとずつ進化していることがハッキリと伝わってくる果樹園さんであることも、私たちが通い続ける大きな理由の一つとなっています。
果樹園の店舗には見たことも聞いたこともない新しいサクランボが並んでいることが時々ありますので、こちらも是非とも食してみてください。
8月上旬までですよ!!
まだまだお伝えしたい裏話もたくさんあるのですが、ひとまずココまで。
このブログを書いているのが2020年の7月10日。先週頃からサクランボ狩りは始まっています。
今週末からいよいよシーズン本番。
そして約1ヶ月弱であっという間に終わってしまう季節限定体験です。
夏の訪れを伝えてくれて、夏本番とともに去っていく。
真っ赤で美味しい宝石「さくらんぼ」
ちょっと涼しい朝一で行くことおススメします!
先週行ったばかりなのですが
今週も行ってしまおうかと書きながら悩んでいます
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