北海道上川郡上川町。

大雪山国立公園の北部に位置し、北海道最長の一級河川「石狩川」の源流に最も近い町の一つ。

柱状節理と紅葉が有名な「層雲峡温泉」がある町としても有名。

旭川市周辺自治体の中で、「観光地」と胸を張って宣言できる数少ない町でございます。

ですが。。。

景勝地（いわゆる‟映え”）としては文句なしの大自然に恵まれているものの、体験型観光という視点でみれば、ちょっとコンテンツが少ないな～というのが正直なところ。

もっと自然をダイレクトに感じられるアクティビティが充実すれば！

と、いうのが近年の上川観光の課題でありました（想像です）。

今から時を遡ること約1年。

上川町でラフティングが始まるので体験しに来てください、と関係者よりお誘いが。

その日は結構強い雨が降り続け、なかなかに肌寒い一日でした。

集合地点は柱状節理の景勝地「大函（おおばこ）小函（こばこ）」付近。

正直、期待値よりも不安の方が大きかったのですが。。。

滅茶苦茶楽しかったのでした（＾＾

（動画から楽しさが伝われば幸いです）

案内してくれたトシさんは国内外の川を下りまくってきた経験豊富なプロリバーガイド。

技術や話術もさることながら、常に穏やかな笑顔で、その場を温かな空気にしてくれます。

前述したように、体験日はとっても悪条件だったのですが、そんな天気もプラスだったと思わせてくれるから不思議です。

アルパインリバーガイドさんが登場して、トシさんのガイディングにも安心して、いよいよ層雲峡温泉エリアのアクティビティも充実ですね！

と、思っていたのですが。。。（誰もが思ったハズ）

アルパインリバーガイドのＨＰをよくよく読むと、不思議な文章が。

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大雪山から流れる石狩川をはじめ、季節や水量に合わせた川でのラフティングをご提案しています。

（HPより抜粋。原文ママ）

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意味が分かりましたでしょうか？

こちらのラフティング会社。川下りのコースを固定化していません！

上川町エリアの石狩川全域、上流から下流はもちろん、支流に至るまで、徹底的にフィールド調査を行い、常に新たなルートを開拓し続けています。

そして、その日の気象条件、川の状況、参加者の年齢や経験・要望等を考慮し、最適なルートでラフティングを催行してくれるのです。

季節によって水量が変わることは素人でもわかるレベル。

それに加えてダムの放出情報なども収集したり、データを蓄積したり、最後は自分の目で直前まで川を見に行ってくれたりしながら、その日に下るルートを提案してくれるこのスタイルは、ちょっと珍しいものですよ。

「このスタイルが正解なのかどうか分からない。。。」

と、トシさんは仰っていましたが、私は懐の大きいサービスだなと感じています。

ガイドのトシさんは上川町に移住してきてから約2年。

多くの時間を「草刈り」と「流木の処理」に費やしてきたそうです。

もちろん手作業。

ラフティングのルート開発は、まずは川にたどり着くまでの「古道」の発掘から始まるのだとか。

ラフティングで単純に川下りを楽しむことはもちろんできます。

でも、トシさんが見つけた古道を一緒に歩くと、ちょっと歴史の勉強になったり、反対に使わなくなって朽ちているだけの吊り橋を見て、ちょっと悲しい気持ちになったり、豪雨災害で流されてきた巨大流木の近くを下って、自然の力の凄さに感嘆させられたり。

〇ィズニーランドのアトラクションでは絶対に感じることのできない「本物」が、大雪山ラフティングにはギュギュっと詰まっていますよ。

トシさんは絶対に押しつけることなく色々なことを話してくれるので、素直に感じたことを体験の思い出と一緒に持ち帰ってほしいと思います。

ウラ話的な紹介文になってしまいましたが、

石狩川を下るラフティングは本当に楽しい体験です。

子どもからご高齢の方まで。

春から秋まで。

いつでも誰でも。

我が儘に希望の体験内容をアルパインリバーガイドにお伝えください。

きっと、あなたの為のとっておきのルートとサービスで、とことん楽しませてくれます！

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