旭川の木こり作家さん
旭川市神居地区。中心部から車で15分ほどの郊外に、自ら山を所有し、山の手入れをして、山の恵みを糧に暮らしている「木こり」さんがいます。
そんな木こりさんが、一つひとつ丁寧に手づくりした木工品をモトクラシーギフトに提供してくれました。
コーヒーメジャースプーン
すりきり約7g。山盛りで約10g計れるコーヒーメジャーです。本体をそのままコーヒーの瓶や缶に入れて置くと、少しずつ艶やが出てきます。
樹木が持つ風合いを残しながら、何とも可愛らしいフォルムをしています。
一般的なマグカップと置き比べてみると、その小ささが伝わりますでしょうか。
完全手作業で、どうやってこの球状に仕上げていくのか?不思議でなりません。
裏返してみても、覗いてみても、やっぱり不思議。
既製品には醸し出せない表情をしています。完全手作りですから世界に一つだけのアイテムであることは間違いありません。
ハルニレ(春楡)、ミズナラ(水楢)、イヌエンジュ(犬槐)から、コーヒーメジャースプーンはつくられます。
どのスプーンが届くかは、お届け日までのお楽しみです。
共に生きる
木こりで木工作家の荒屋さん。
荒屋さんの山には、ハルニレ、ミズナラ、カエデ、イヌエンジュ、桑などの広葉樹が豊かに自生しています。
「共に生きる」をテーマに掲げ、次の世代に受け継げるよう、山の管理に勤しんでいる方です。
荒屋さん曰く「一本の木からの恵みは多い」とのこと。
幹は薪やスプーン、枝はアクセサリーやボールペン、葉は畑や動物に。
山からいただいた木を大切に使い、使い切るようにしているのです。
木は主に冬の休眠期に伐採。半年から一年かけて自然乾燥。
その後、一つひとつ斧とナイフで削り、山から集めたクルミの油を塗りこんでいます。
荒屋さんの作品は100%天然素材のChemical Freeです。
とっくの昔にSDGs
荒屋さんと私たちの出会いは2015年。
「スプーンをつくって生計を立てている木こりがいます」との情報を得て、荒屋さんの山へ会いに行ったのがきっかけでした。
以来、そんなに頻繁にではないですが、当時行っていた体験型観光企画にご協力いただく中で、何度も荒屋さんの山にお邪魔させていただきました。
コロナ禍になったタイミングですっかりご無沙汰してしまったのですが、、、
最近久しぶりにお会いした荒屋さんは、以前と何も変わらない「木こりの荒屋さん」でした。
エコとかサスティナブルとかSDGsとか色々な言葉が叫ばれている昨今。
環境問題に関するワードを耳にする度、私は荒屋さんを思い出します。
そして、こう思うのです。
荒屋さんはとっくの前からSDGsな暮らしと仕事をしていますよ、と。
2023/12
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内容量
コーヒーメジャースプーン1個
※樹種は選べません。ハルニレ(春楡)、ミズナラ(水楢)、イヌエンジュ(犬槐)から、何が届くかお楽しみ。 -
サイズ
約10cm×5cm×3cm
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素材
木(旭川市神居産)
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重量
約40g
【商品ご注意】
天然木からの削り出しのため、写真と比べ木目や色合いが異なります。 何卒ご理解賜りますようお願いいたします。
SPOON ARAYA(旭川市)
北海道旭川市神居町富岡463
公式HP/https://spoonaraya.handcrafted.jp/
編集部 ハヤシ
久しぶりに馴染みの木たちに会いに行きたいです。