秋も深まってきた10月半ば。折角の3連休だったので、旭川から車を飛ばして、オケクラフト(置戸町)・オンネトー(足寄町)・スロウ村の仲間たち(帯広市・更別村)へ、1泊2日で遊びに行ってきました。
旭川発1泊2日ドライブ旅行
旭川に引っ越してきて、早半年が経過しました。
最初は怖々だった車の運転も、怖、くらいには上達したかなと思う今日この頃。
めずらしく3連休をいただいたので、ちょっと遠出をしてみようと思い、1泊2日で置戸町、足寄町、そして帯広市・更別村へ、1人ドライブ旅行をしてきました。
各地点の目的としては、それぞれ以下の通り。
置戸町:オケクラフト
足寄町:オンネトー湖と紅葉
帯広市・更別村:スロウ村の仲間たち(イベント)
後述でもちょっと触れますが、帯広は仕事の関係で9月に行ったばかり。
他の2つは、記憶がないだけかもしれないものの、おそらく初めて訪れる土地です。
もしかしたら気づいた方もいるかもしれませんが、いつの間にか弊社の営業範囲は旭川市中心部から「50km圏内」だったのが「100km圏内」に拡大修正されました。
そのせいもあってか、少々の長距離には慣れた気でいたようで。
特にちゃんとルートや総運転時間等を考えることもなく、家を出発していました。
帰ってきてから改めて確認してみると、どうやら以下のルートをたどっていたようです。
正直、事前に片道5時間半以上かかることを知っていたら、行くこと自体をやめていたかもしれません。
本来なら、出発前にルートと時間を把握しておくべきところ、いずれの地域もかなり楽しめたので、無知のまま出発してよかったと思います(あくまでも結果論ですが…)。
置戸町:オケクラフトのまちでお皿選び
朝9:00に旭川の自宅を出発して、層雲峡へ行くときにいつも通る道を走っていると、柱状節理(ちゅうじょうせつり)の岩々を覆う赤や黄色の紅葉と針葉樹林の緑に、しみじみ見入ってしまいました。
のんびりこんびり運転していたので、この時点ですでに10:30。
このままだとオンネトー湖に着く前に日が暮れてしまいそうだったので、時々山や湖の景色に目を奪われながらも、ひたすらに車を走らせました。
どうにか12:30頃に置戸町にある「オケクラフトセンター森林工芸館」に無事到着。
そもそも、オケクラフトってご存じですか?
置戸町役場のHPによると、オケクラフトとは、置戸町でつくられる木工芸品の総称で、置戸町と曲げ桶の「オケ」と手工芸品の「クラフト」を組み合わせた登録商標なんだとか。
工業デザイナーでありながらも、「暮らしのためのデザイン」というコンセプトを提唱し、木工クラフトや手仕事産業の育成に寄与した故秋岡芳夫さんが名付け親です。
私がこの存在を知ったのは、旭川にある雑貨屋さんの「HOMES」さん。
お店の一角には、オーナーの前田さんがなじみの作家さんから買い付けているというオケクラフトの数々が並びます。
・丁寧に作られているので、触り心地なめらか。
・木材や節の関係で、一つひとつ表情が異なる。
・日常使い用なので、お値段も比較的お手ごろ。
私的にストライクなポイントはいくつかあったので、是非一度、本場の置戸町に見にいきたいなと思っていました。
いざ工芸館に足を踏み入れると、そこには数えきれないほどのオケクラフトたちが。
お皿、スプーン、お椀、コーヒーカップ、片口、お盆…
どれもこれも魅力的で食指が動きまくりでしたが、抑えに抑え、吟味に吟味を重ね、「木工房 ICHIGO」のパン皿を購入。
早速、私の朝ごはんを豊かにしてくれています。
工芸館の中には工房もあり、研修生が作業している様子も見られるようですよ。
お気に入りのお皿を手に入れてほくほくしながら、一路オンネトーへ。
足寄町:寒空の下、オンネトーで湖畔散策
1時間半ほど車を走らせると、「阿寒摩周国立公園」に入ったことを知らせる看板が見えました。
アイヌ語で「年老いた沼」「大きな沼」を意味するという「オンネトー」。
季節や天気によって色がころころ変わるのだとか。
私が訪れた時はあいにくの曇りでしたが、青っぽかったり緑っぽかったり見えました。
湖周辺の散策はとても楽しかったのですが、どうにも寒さに耐えきれず。
また、案の定時間が押していたので、後ろ髪を引かれながらオンネトーを後にします。
帯広市:HOTEL NUPKA(ホテルヌプカ)で一期一会
オンネトーから帯広へは国道241号線を通るのが普通のようですが、なぜか私のカーナビは道道664号線という、いわゆるダートを示しておりました。
お陰で無駄にわちゃわちゃしながら走り抜け、どうにか19:00頃帯広に到着。
友人と落ち合うまでの時間をつぶすためにどこかで1人飲みしようと、元々気になっていた「HOTEL NUPKA(ホテルヌプカ)」のバーへ。
とてもお洒落な雰囲気の中、「旅のはじまりのビール」というフルーティでとても美味しいクラフトビールをいただきました。
1人カウンターでぐびぐび飲んでいたところ、不意にお隣から「会場までは更別のサーキットからシャトルバスで…」という会話が聞こえてきました。
これは話しかけない手はない!ということでお声をかけてみたところ、その女性もスロウさん主催イベント「スロウ村の仲間たち」のために札幌から帯広にいらっしゃったのだそうです。
他にも、上京や転職、好きな革鞄メーカーなど、共通点があり過ぎるほどあり、話が盛り上がってお友達になれました。
こういう予期せぬ嬉しい出来事が起こるので、1人旅はやめられません。
その後、友人や、友人の友人たちと合流し、朝の4:00頃まで飲み、翌日のんびりと出発して昼頃スロウ村へ。
スロウ村(更別村):スロウの仲間たちに囲まれてほっこりなひと時
そもそも、今回のドライブ旅行の起点はこのスロウ村。
何を隠そう、我々モトクラシーのフリーペーパー(Vol.1、2)を作ってくれたのはスロウさんなのです。
現在絶賛営業中のVol.3についてもスロウさんにお願いする予定だったので、9月にスタッフのオガワと共に打合せをしに行っていました。
その時にお知らせいただいたのが、このイベント「スロウ村の仲間たち」。
「northern style スロウ」で紹介されている人々(仲間たち)が帯広に集まる2日間とのことで、「是非行ってみたい!」という気持ちそのまま、会場の更別まで来てしまいました。
今年は10/13(日)・14(月祝)開催予定でしたが、台風19号の影響で初日は中止。14日のみの開催となりました。
どんな雰囲気なのかわからないまま訪れてみると、テントが立ち並ぶ広場に、たくさんの人・人・人。
私が着いたのは13:00頃でしたが、まだまだ活気が溢れていましたよ。
道内各地から集まった雑貨屋さんや飲食店さんが軒を連ね、眺めているだけでもわくわくしてしまいます。
ちょうど「函館トラベリングバンド ひのき屋」さんの音楽ライブの時間にいたので、お祭り気分でしっかり楽しんでしまいました。
イベント終了間際に見つけて一目惚れした、スロウさんの「こぞう」手ぬぐいを購入し、満ち足りた気分のまま、3時間ほどかけて旭川へと帰還しました。
おわりに
折角北海道の真ん中あたりにいるので、南北東西、いろんな方向に車を飛ばして遊びに行こうかなと思います。
先週から雪虫がぶわっと増えたので、常日頃から脅されている旭川の積雪に備えるべく、まずは実家へ帰ってタイヤ交換してまいりますー
とはいえ、次の遠出ドライブは、雪が解けてからになるかもしれません。
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