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宮崎豆腐店 -東川町-

シリーズ『お買い物したい』Vol.11。大雪山の麓、東川町でお豆腐を作り続けて約100年。お客さんに寄り添いながら、伝統と新しさを融合させていく「宮崎豆腐店」さんについて

石渡紅茶本店

お豆腐ではじまる1日

めっきり寒くなってきた今日この頃。

 

あったかいお布団に後ろ髪をひかれながらも、どうにかこうにか体を起こして、さて、今日の朝ごはんは、ごはんにするか、パンにするか。

 

毎朝ちょっとだけ悩んで、ごはんに軍配が上がったその日、自動的にお供としてついてくるのがお味噌汁。

お味噌汁の具もまた悩ましいですが、寝ぼけた頭に浮かんでくるのは、お豆腐とわかめとねぎ、という、とってもシンプルなラインナップです。

 

折角の1日のスタートですから、どうせなら「よいもの」を摂取したいところですよね。

 

今回は、東川町で100年近く木綿とうふを作り続けている「宮崎豆腐店」さんをご紹介します。

 

宮崎豆腐店

大雪山の麓のお豆腐屋さん

東川町の道の駅「ひがしかわ道草館」に向かって左隣。

可愛らしいロゴで「宮崎豆腐店」と書かれた看板のある、小さなお店がございます。

ぱっとみた感じでは、正直100年近く歴史があるとは思えないような、カジュアルな外見です。

 

宮崎豆腐店

 

もちろん、いかにも老舗であることがわかる古風な面持ちのお店も素敵ですが、一見さんには一歩踏み入れるハードルが高くなってしまうことも。

 

一方で、宮崎豆腐店さんの店構えは、フレンドリーとでも申しましょうか。

常連さんはもちろん、旅行で訪れた方も気楽にお店をのぞけるオープンな雰囲気です。

 

駐車場は2台分しかありませんが、埋まっていても隣の道の駅に車を停めれば大丈夫なのでご安心を。

宮崎豆腐店のアイデア商品たち

お店の中には、小さなスペースに、お豆腐はもちろん、「おからドーナツ」や「厚揚げ大豆まん」などが並びます。

夏には、旭川のチーズ屋さん「ジャパチーズ」さんとの共同開発で作られた「豆乳ソフト」も売られていて、休日の店頭はソフトクリームを求めるお客さんで大賑わい。

お豆腐屋さんにあまり縁のない生活を送ってきたので、正確な基準はわかりませんが、こんなに商品のレパートリーが豊富なところ、なかなかないのでは。

 

数々のアイデアを生み出してきたのが、2代目の息子さんである伸二さん。

 

宮崎豆腐店

 

地元の方でないお客さんや、家に戻らずこれから色々回る方がお店に来てくれた場合、お豆腐だけの販売だと、何も提供できず申し訳ない…。

そんな想いから、テイクアウトできる商品たちが考案されたんだとか。

 

自慢というわけではないですが、宮崎豆腐店さんの商品を意外と食べていた我々。

感想を交えてちょっとご紹介します。

 

 

<豆乳ソフト> 

観光客の方に大人気な豆乳ソフトは、豆乳に塩と氷が練り込んであるので溶けにくく、食感もシャリシャリと楽しいのです。

ぷっくりしたフォームがとても可愛らしいので、そりゃあ写真を撮りたくなりますね。

 

宮崎豆腐店
角がピーンと立ってます

 

 

 

<厚揚げ大豆まん>

カフェやレストランが各所に散らばっている東川町。

ただ、人であふれかえっていたり、臨時休業だったりで、ちょっとした軽食がなかなか手に入らないこともあるんです。

そんな時の強い味方がこちらの大豆まん。

ほんのり甘い柔らかな生地の中には、大豆ミートや厚揚げ、きくらげやねぎなどなど、旨味が凝縮された具材がぎっしり。

熱々の状態で買えるので寒い季節にぴったりですし、お昼ごはん代わりにもなってしまう優れものなのです。

 

宮崎豆腐店
中身たっぷりなので、思ったよりもお腹にたまります

 

 

<おからドーナツ>

あくまでもモトクラシースタッフたちの個人的な意見ですが、こんなに美味しいおからドーナツを食べたことはございません。

ただ、何がすごいかと問われると困ってしまうくらい、見た目も味もいたって素朴。

脂っこくなく、罪悪感なく、ぱくぱく食べているうちに、気づいたらもうなくなっている。

残り1個になったときに、「もう一袋買っておけばよかった…」と毎回後悔してしまいます。

3時のおやつにうってつけです♪

 

宮崎豆腐店

 

 

<木綿とうふ>

宮崎豆腐店さんの「顔」とも言える、王道の木綿とうふ。

原料となる大豆は、100%道産です。

宮崎さんおススメの食べ方は、シンプルに冷奴やお味噌汁。

お豆腐の素直な美味しさを、たっぷりと味わってください。

もちろん、木綿なので、煮込み料理にぴったり。

こちらの木綿とうふで肉豆腐を作ってみましたが、味はしっかりと染みつつも崩れることなく、美味しくいただきました。

 

宮崎豆腐店
まずは定番を食べなきゃ始まらない

地元の恵を丁寧に

スーパーに行けば、1丁100円以下で手に入ってしまうお豆腐。

 

でも、もう2、300円出せば、大雪山旭岳の伏流水と、北海道の大豆を使って、手間暇かけて作られたお豆腐を味わえるんです。

毎回買って、優しく体を労わるのもいいですし、ちょっとしたご褒美に買って、ささやかなぜいたく気分を味わうのもいいかもしれません。

 

古くて新しいお豆腐屋さん、宮崎豆腐店へ、ふらっと遊びに行ってみてくださいな。

 

宮崎豆腐店

 

 

次はどんな商品が出てくるのか、密かに楽しみにしております。


旭川 御飯屋 charichari

宮崎豆腐店

東川町1丁目1-18 Googlemap

TEL:0166-82-2543

営業時間:8:00~19:00

定休日:月曜

公式HPはコチラ

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