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第9論 プロのツーリズム人材スキルについて


結論「レベルの高い挨拶ができる

 

人の第一印象は何秒で決まるかご存知でしょうか?

 

好き嫌い程度の第一印象は「3秒」で決まると言われています。他にも「5秒」説、「7秒」説、「15秒」説など、諸説ありますが、いずれにせよ数秒間の短い時間です。

 

そして、この先もずっと影響を与える第一印象は「4分」で決まります。

 

この4分間で他者に与えた第一印象が、貴方の強烈なレッテルとして記憶に残されてしまうと言っても過言ではありません。このレッテルを変えるには、少なくとも半年以上の時間をかける必要があると言われています。

 

出会って最初の「4分」が、他者と貴方の関係性を決めていくのです。

 

怖い話のように聞こえるかもしれません。しかし、口下手・無口・内気・内向的・人見知りなど、人付き合いが苦手な人にとっては、寧ろ有益な情報であるとも言えます。

 

逆説的に捉えて、最初の4分間を全力で頑張れば良いのです。

 

トークで人を感心させたり笑わせる必要などありません。話す内容よりも「話し方」「表情」「仕草」「身嗜み」「声色」などで、好印象を与えるように頑張りましょう。「4分」だけなら、なんとか頑張れると思いませんか?

 

ツーリズム人材として、他者との第一印象を決める4分間の過ごし方。それは、、、

 

最初の挨拶から始まります。

 

たかが挨拶、されど挨拶。レベルの高い挨拶ができるか否か、訓練されていないと絶対にできないプロの技。必ず習得してください。

 

それでは、第一印象を良くする、正しい挨拶のスキルを伝授いたしましょう。

 

正しい挨拶とは?と問われると、「元気よく!」とか「笑顔で!」とか「相手の目を見て!」などの回答が多い印象があります。学校で教わる其れですね。決して間違いではありません。

 

でも、プロの挨拶の一丁目一番地は異なります。私が考える最も大切で、最も第一印象を上げるための挨拶は、、、

 

自分から先に声をかける

 

です。先手必勝。意識して「絶対に」自分から先に声をかけられる人になりましょう。言うは易く行うは難しですよ。お客さんであれ、関係者であれ、見知らぬ人であれ。自分を取り巻く人々に、自分から挨拶に行くマインドを常に持っているのが、プロのツーリズム人材です。

 

私は自分で言うのも何ですが「早い」ですよ。私よりも早く挨拶できる挑戦者を常に募集中です。是非とも挑んできてください。ちょっと変な例え話になりますが、私の心の中では常に「西部劇の早打ち対決」が行われています。一撃必殺。目にもとまらぬ早業で、敵(?)をバッタバッタと撃ち抜いているイメージです。

 

 

繰り返しますが先手必勝。コチラから声をかければ、会話の主導権を持つことが可能となります。挨拶に名前を付けられればよりスマートですね。「○○さん、こんにちは」と。あとはその人にあった質問をしていけば、4分間などあっという間です。

 

挨拶の後に一言添えられれば、より印象は良くなります。「○○さん、こんにちは。先日はありがとうございました!」のように、一言添えられる準備をして挨拶に臨みましょう。お客さんであれば「○○さん、おはようございます。ようこそお越しくださいました!」です。

 

どうしても話題がない相手であれば、天気の話をしておけば間違いありません。「暑いですね、、、」「今日は良い天気ですね!」など。天気の話で怒り出す人はいませんので、どうぞご安心を。

 

まとめると。。。

①自分から声をかける

②その人との関係性を表現する

③必ず挨拶に一言添える

 

この流れで、365日常に挨拶できる人がプロのツーリズム人材です。皆さんの周りにプロはいらっしゃいますか?

 

 

挨拶には他にも細かな技術が沢山あります。とっても奥深い世界です。是非とも極めて欲しいと思います。ツアー最初の「4分」に、私がどれだけ全力を注いでいるかにもご注目いただければ幸いですよ。

 

 

【代表社員】

林 和寛(はやし かずひろ)

最初の4分で笑いを生むことができないと、そのイベントやツアーが地獄の時間となることを私は知っています。

 

【社員からのレビュー】

山本 桃(やまもと もも)

ツーリズムの現場だけでなく、普段の生活でも役立ちそうですね。保育園の送迎の際、(怖がられない程度に)どんどん挨拶をしていこうと思います。