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松浦武四郎の足跡とアイヌ語地名を辿るツアー

令和元年の取り組みを振り返りながら、令和2年の取り組みを展望するコラム。「北海道の歴史が浅い」とは言わせませんよ。なかなかどうして深くて面白い物語が沢山あるものです。

松浦武四郎

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まつうら たけしろう。江戸時代末期(幕末)から明治にかけての探検家、浮世絵師、著述家、好古家。名前の表記は竹四郎ともは弘。雅号は北海道人(ほっかいどうじん)、多気志楼など多数。蝦夷地を探査し、北加伊道という名前を考案した。

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毎度恒例 wikipedia より。 

 

『北海道』の名付け親として、皆さんご存知松浦武四郎。

ここ数年で北海道はもちろん、全国的にもすっかり有名人になりましたね。

(ちなみに諱(いみな)という言葉と意味も今回初めて知りました)

 

旭川冬まつり ゾーブボール

 

2019年秋、私たちは(一社)北海道開発技術センター様から依頼を受け、

『松浦武四郎の足跡とアイヌ語地名を巡るモニターツアー』を実施いたしました。

※このツアーは、北海道観光振興機構「令和元年度 地域の魅力を活かした観光地づくり推進事業」の支援を受けたものです。

 

 

こんなにタイトル通りのツアーも珍しいくらい、

武四郎が実際に歩いた道を辿り、武四郎と一緒に歩いたアイヌの先人に想いを馳せながら、

ただただ「歩き続ける」という、なかなかになかなかな1泊2日のツアーです。

 

今回のコラムでは、ツアーの様子はもちろん、

ツアーができるまでの経緯や、このツアーの将来性について、記憶を辿りながら記録しておきます。

 

お約束ではありますが

こういったテーマ性の強いツアーに限らず、私たちがツアーの商品化を行うにあたり、

必ず行っていることが「フィールドワーク(現地調査)」です。

 

まず、自分たちで現場を歩きながら、考えたり、発見したり、悩んだりしながら、

1本のツアーを構築していきます。

 

ただ、今回は主催者・関係者の熱量が高い高い。

私たちよりも遥かに知識と経験があり、そのうえで細かく細かく踏査をされる皆様に、

無知な私たちは必死でついていくだけでした。

 

旭川冬まつり ゾーブボール
旭川冬まつり ゾーブボール
旭川冬まつり ゾーブボール
旭川冬まつり ゾーブボール
旭川冬まつり ゾーブボール
旭川冬まつり ゾーブボール

 

フィールドワークの記録写真だけで実に223枚。

先述したように、様々な発見や気づきがあるフィールドワークですが、

実際に体験しながら歩くことで、関係者同士の繋がりが深くなることが一番の成果かもしれません。

 

ここまでやって準備万端!

とは、簡単にならなくて、本番前日の夜まで現場に足を運んでいたことを少し懐かしく思い出しました。

 

ようやく本番 10月19日(土)1泊2日ツアー 初日

札幌発着で1泊2日。

お陰様で34名の参加者が集い、添乗員の私(ハヤシ)が全行程ご一緒させていただきました。

探検家気分を纏いながら、楽しく大変な2日間を過ごすこととなりました。

 

勇んで遅刻する強者がいたことはご愛嬌といたしましょう。

 

普段の私たちの行いを反映してか、はたまた準備の努力の賜物か。

 

天候は見事に「雨」だったことも記録しておきます。

 

 

神居古潭 10月
雨の神居古潭。寒い。

 

石狩川の神居古潭からツアーがスタート。

武四郎が記録した『石狩日誌』に伝承や地名が度々登場することなどが紹介されました。

 

そこからお昼を挟んで、旭川市博物館、川村カ子トアイヌ記念館、嵐山などをガイドと共に巡りました。

 

初日はまだまだウォーミングアップ。

少しずつ知識を蓄えながら、武四郎の旅と、現代の自分を重ねていきます。

 

旭川冬まつり ゾーブボール
旭川冬まつり ゾーブボール
旭川冬まつり ゾーブボール

 

大昔のことのような、ついこの間のことのような。

今も変わらず残っている自然や遺跡や言葉や音楽に直接触れることで、

当時の武四郎の追体験ができているように感じるのが不思議です。

 

美瑛から上富良野まで 武四郎が旅した道を歩く2日目

日付変わって10月20日(日)。所変わって、美瑛町。

昨日の参加者の努力が見事に報われず、2日連続の模様。

 

いよいよ行程23kmという強歩な一日が始まりました。

 

参加者も不安でいっぱい。

かと思いきや、みなさん元気で笑顔で楽しんで、和気藹々とツアーは進んだのでした。

 

旭川冬まつり ゾーブボール

 

バスの移動とは違い、ゆっくりのんびりと歩くことで、

普段なら見落としてしまいそうな風景、歴史の一端に出会うことが魅力です。

 

都度、同行ガイドスタッフからも丁寧な説明があり、飽きることなく歩くことができました。 

 

旭川冬まつり ゾーブボール
旭川冬まつり ゾーブボール
旭川冬まつり ゾーブボール
旭川冬まつり ゾーブボール

 

ようやくと言うべきか、やっとと言うべきか、

ここまで頑張ってきた一同に、お天道様が微笑み始めてくれたので、気分は上々。

 

普段なかなか歩く機会の少ない農道を、特別な許可を得ている私たちは、

武四郎も見たであろう大雪山系を遠くに望みながら、実に快適に歩き続けたのでした。

 

この景色の雄大さは写真では伝えきれないのが残念なところ。

 

どうぞ想像力を膨らませながらご覧ください。 

 

旭川冬まつり ゾーブボール
旭川冬まつり ゾーブボール
旭川冬まつり ゾーブボール

 

小休憩を何度か取りながら、

午後になってもツアーで行うことは只ひたすらに歩くこと。

 

この辺からさすがの参加者さんも口数が減り始めました。

 

とは言え、辛い時間と言う訳でもありません。

 

四国のお遍路もそうなのかもしれませんが、

歩き続けるという行為は、頭も心もスッキリとさせてくれます。

 

武四郎もこんな気持ちだったのかな?なんてことも考えながら、

上富良野の丘を目指して歩き続けたのでした。

 

旭川冬まつり ゾーブボール
旭川冬まつり ゾーブボール
旭川冬まつり ゾーブボール

モニターツアー その先に

今回はトライアルの意味が強かったモニターツアーですが、

今後、地域の観光振興を担う定番ルートとして紹介していく計画が着々と進んでいます。

 

ツアーコースを紹介するパンフレットも日本語版・英語版ともに完成間近。

昨今、話題となっているアドベンチャートラベルのコースとしても理想的と言えます。

 

アイヌ語地名の解説が入っている観光パンフレットは世界初なのだとか。

是非ともこのパンフレットを持って、旭川、美瑛ー上富良野エリアを訪れてくださいね。

 

旭川冬まつり ゾーブボール
松浦武四郎ツアー
2日間歩き続けたみなさんと

 

 

秋の紅葉がとても綺麗だったので、

次は新緑が眩しい春に同じコースを歩いてみたいですね。


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