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高砂酒造 -旭川市-

シリーズ『お酒のみたい』Vol.3。地域のものを使い、地域の人と日本酒を造って120年。キリっとした飲み口の「国士無双」で有名な旭川の老舗酒蔵「高砂酒造」さんについて

高砂酒造

とっつきにくい? けどやっぱり気になる 日本酒

突然ですが、私(カワノ)のお酒遍歴も早9年目を迎えました。

 

二十歳になって、カシスオレンジやカルーアミルクといった甘いお酒。

 

だんだんお酒に慣れてきて、ジントニックやモヒートといった爽やかなお酒

 

社会人になって、仕事の後にぐいっとやる美味しさに目覚めたビール。

 

飲み会が度重なるようになって、量を飲んでも罪の意識を感じにくいハイボール。

なんとなくではありますが、お酒の好みはこんな流れで変わっていったように思います。

 

ただ、ワインや焼酎など、まだまだ深入りできていないフィールドがたくさんあるのですが、そのうちの一つが「日本酒」。

 

日本酒のことをもっと知りたい!という私の個人的欲求に基づき、今回は「地元のものを使い、地元の人と作る」ことにこだわる旭川の老舗酒造「高砂酒造」さんについてご紹介します。

 

高砂酒造

旭川の老舗酒蔵 高砂酒造

大雪山を源とする豊かな水のお陰で、かつては「北の灘」と呼ばれるくらい酒造りが盛んだった旭川。

 

現在は「高砂酒造」、「男山酒造」、「大雪乃蔵」の3つの酒蔵が営業を続けています。

 

今回ご紹介する高砂酒造は、1899年の創業以来ずっと旭川で酒造りをしてきた酒蔵で、2019年10月1日には創業120周年を迎えます。

 

モトクラシーフリーペーパー(夏号)でも取り上げさせてもらったにもかかわらず、工場見学をしたことがなかったことに気が付き、部長の廣野さんを訪ねました。

 

がしかし、高砂酒造が酒造りを行うのは「10/21~4月の半ば」のため、まだ酒造りは始まっていませんでした(工場見学は可)。

 

また、酒造りのこだわり等々についてお話を伺っていたら時間が無くなってしまったので、改めて工場見学に行かせてもらおうと思います!

 

日本酒造りにまつわるあれこれ

「寒造り」という言葉があるように、よく日本酒造りには冬が適していると言われますが、それは、①酒造りの天敵となる菌が増殖しにくく、②醪(もろみ)の発酵にちょうどよいから、なんだそうです。

 

ちなみに、高砂酒造をはじめ、多くの酒蔵は冬が酒造りの季節となりますが、中には空調設備を調え通年で酒造りをする、いわゆる「四季醸造蔵」もあります。

 

ビールはホップから、ワインはブドウからできているように、日本酒はお米からできていることはご存じですよね?

 

ただ、いつも食べているものと同じ米だと思っていらっしゃいませんか?

 

お恥ずかしながら、私は社会人1年目に米作り農家さんにお話を伺うまで、普通の米で造っているものだと思っておりました。

 

日本酒を造るのに適した米である、いわゆる「酒造好適米」は、通常食べている米に比べてデンプンが多く含まれる「心白」の占める割合が高いことが特徴です。

 

「ゆめぴりか」や「ななつぼし」など、最近では北海道産米がブランド米として認知されるようになりましたが、酒造好適米についても道産米の品質はどんどん向上しています。

 

高砂酒造でも、10年前に使用していた酒造好適米の産地割合は道内:道外=4:6でしたが、今では「吟風(ぎんぷう)」「彗星(すいせい)」「きたしずく」といった道産米を多く使用しており、全体の8割以上を占めるまでになりました。 

 

地域と一緒に造る日本酒

地域との取り組みに力を入れている高砂酒造。

 

東旭川の農家うけがわファームで、田植え→収穫→製品化まで1から造る「農家の酒」や、当麻町の長谷川農園産の彗星を使用し当麻鐘乳洞で貯蔵・熟成させる「龍乃泉」などなど、地域の人々と一緒にここならではのお酒を造っています。

 

「農家の酒」は先日居酒屋で飲む機会があったのですが、雑味がなく澄んだ味わいで、水のようにどんどん飲まさってしまうくらい美味しかったです。

 

高砂酒造
居酒屋天金にて
高砂酒造
美味しいお酒を造る水は、もちろんまろやかで美味しいのです

高砂酒造明治酒蔵で舌鼓

酒蔵のお向かいにある直売所には、代表ブランドである「国士無双」や「旭神威」といった日本酒がずらっと並んでいます。

 

日本酒の品ぞろえが素晴らしく、試飲をたらふくできるのはもちろん。

 

2014年に水戸の全国梅酒まつりで金賞を受賞した「国士無双 梅酒」や、酒粕と東旭川の谷口農場のゆめぴりかをブレンドした「大吟醸酒粕甘酒 国士無双」、興部町ノースプレインファームの牛乳を店長の山口さん自ら酒粕と混ぜ込んで作る「大吟醸酒粕ソフトクリーム」…。

 

日本酒の可能性を膨らませた数々の商品が展開されているので、お酒が苦手な人でも気軽に日本酒の旨味を楽しむことができますよ。

  

高砂酒造
高砂酒造
お酒は得意じゃないけれど、酒粕ソフトと甘酒は大好きなオガワ

 

また、高砂酒造の酒粕をえさに混ぜて育てた「旭高砂牛」は、肉質が柔らかくって本当に美味しいのです。

  

旭川市内で食べられるお店は数少ないのですが、モトクラシーが愛してやまない焼き肉屋「RICE(ライス)」で提供されていますので、是非ご賞味あれ!

RICE
RICE(ライス)についての記事はコチラ

逆境の中で成長する酒蔵

日本酒の生産量は、ピーク時(1973年)に比べて3分の1以下となっているんだとか。

 

日本酒業界が厳しい状況におかれている中でも、しっかりと成長している高砂酒造。

 

社員さん一人ひとりが、地域の素材を使って地域の人とよい酒を造ることへのこだわりと、日本酒のポテンシャルを生かし新しいものを生み出すチャレンジ精神を持っているからできることなのだろうと思いました。

 

いつか工場見学に行ける日を楽しみにしつつ、まずは、10/17(木)に開催されるあさひかわ地酒フェアで、日本酒に溺れる至福のひと時を満喫してまいります!

 

 

 

日本酒の世界にもっとはまりたいです。


あさひ餅店

高砂酒造株式会社

旭川市宮下通17丁目 Googlemap

TEL:0166-23-2251

<直売店(明治酒蔵)>

 営業時間:9:00~17:30

 TEL:0166-22-7480

公式HPはコチラ

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