シリーズ『体験したい』Vol.11。やってみたいけどやったことない体験と言えばコレ。北海道の美しい秋の風景も楽しみながら、のんびり・ゆっくり『渓流釣り』体験。地元の人しか知らない富良野の穴場釣りスポットで、アタリの感動を体感あれ。
愛好家は世界になんと5億人。
欧米諸国の「余暇の過ごし方」ランキングに必ず登場する人気アクティビティ。
『釣り』を知らない人はいないけど、「趣味は釣りです」と聞くと「へ~好きなんですね~」と何故か珍しがってしまうアクティビティ。
用具を揃えるのにそれなりにお金がかかるという点では「登山」「キャンプ」「サイクリング」「ゴルフ」などと何ら変わらないのに、「釣り」だけが「個人的趣味」という雰囲気を醸し出していると感じてしまうのは私だけでしょうか(釣り愛好家の皆さんゴメンナサイ)。
詳しい人はやたら詳しいけれど、未経験者は何から始めればいいのか全く分からない。
「釣り」ほど、認知度は高いのに、認識度が低い体験は他にないかもしれません。
今回の「体験したい」コラムは、釣りに興味はあったけど、なかなかやる機会がなかったという人におススメできる、初心者大歓迎の季節限定「渓流釣りツアー」をご紹介します。
釣りのプロはガイドのプロです
渓流釣りツアーを案内してくれるのは、富良野市のガイドカンパニー「ガイドラインアウトドアクラブ」さんです。モトクラシーは開設当初の2015年から長いお付き合いをさせていただいております。
実は既にモトクラシーコラムで1度紹介済みです。出会いは「ラフティング」体験。旭川市に流れ込む美瑛川で唯一ラフティングを提供してくれていたのがガイドラインアウトドアクラブさんだったのです(現在は休止中)。
上記コラムでも書いていますが、ガイドラインアウトドアクラブを運営されている篠田さん夫妻は私たちが全幅の信頼を寄せているガイドさんです。
とにかく笑顔!とにかく元気!!お客さんを楽しませることに「常に」全力投球してくれるガイドさんって、世の中に思ったほどいないんですよ。安全管理や専門性もガイドの条件ですが、やっぱり人を楽しませることができる「エンターテインメント性」がプロガイドの条件だと私たちは考えています。
主にお仕事でお付き合いさせていただいている私たちに対しても、100%の確率で元気に笑顔で接してくれます。会うだけで嬉しくなって、コチラも元気をいただける、大変ありがた~い存在です。
富良野市を訪れる度、用があってもなくても篠田さんに連絡を入れ、フラノマルシェで一緒にお茶を飲んでいた私たちなのですが、数年前から気になることが。。。
マサさん(ご主人)が打合せに登場しないのです。
いつもサキちゃん(奥様)が対応してくれるのですが、なかなかマサさんにお会いできない。いったいマサさんはどこで何をしているのか?
「釣りに行っています。。。」
と、申し訳なさそうに教えてくれるサキちゃん。
そう、マサさんの趣味は「釣り」。お仕事でもプライベートでも、マサさんの人生には釣りの時間が大切に確保されているようなのです。
以前から本格的な「釣り」体験をやってみたいと思っていたモトクラシースタッフたち。デビューするなら篠田さんの体験ツアーに参加して教えてもらおうと決めていました。
2020年秋。ようやくその機会に恵まれましたので、その様子も含めながら「渓流釣りツアー」をご紹介しますね。
安心の手ぶらプランです
初心者歓迎プランらしく、こちらのツアーは完全「手ぶらプラン」です。天候次第ですが、厚手の靴下を準備して、防寒対策を普通に行っていけば、釣りに関する全ての道具を用意してくれています。
ちなみに釣りに使用するエサは「人口イクラ」ですので、虫が苦手な方でも大丈夫という、万全の心配り。
集合場所にあるトイレがちょっと旧式なのと、もちろん川にはトイレがないので、事前に用を済ませてから集合場所に向かうことをおススメいたします。
釣りポイントは地元の人しか知らない富良野のどこか。未だにどこへ連れていかれたのかよく分かっていないのですが、絶対に自分では入っていかない森の先に、とても綺麗な川が流れておりました(確か布部川…)。
体験時期は10月初旬。まだ紅葉は見頃前でしたが、森林浴にも最適な、目にも耳にも優しい素敵な空間です。
とにかく他に誰もいないので、今年の流行語「密」には絶対になりません。
釣れると楽しい 釣れなくても癒される
マサさん曰く「釣れない人はいない」という釣りポイント。経験者が来ると1回の体験で30匹以上釣ることもあるのだとか。
釣れる魚はニジマス・アメマス・ウグイなどなど。とは言え、ド素人集団のモトクラシースタッフたちは謙虚に2~3匹釣れれば嬉しいよね、という気持ちで体験に挑みました。
結果、1時間ちょっとの体験時間で、見事に各人が2~3匹釣りあげたのです(笑)。
仲良く3人釣りあげた写真を掲載しましたが、自分で釣ったというべきか、マサさんに釣ってもらったと言うべきかはさておき、笑顔が証明する通り、釣れた時の感動は忘れられないものになりそうです。
また、普段(今もですが)パソコン画面に向き合って仕事をしているので、例え釣れなかったとしても、自然と向き合いながら、ただただ無心でいられる時間の豊かさも、渓流釣り体験の魅力の一つなんだなと知ることができました。
釣ったその場でいただきます
釣れた魚は基本リリースなのですが、ニジマス・アメマスが釣れた時には、その場で塩焼きにして食すことができます。簡単な川魚の捌き方を教えてもらえますが、捌くにはちょっと勇気がいるかもしれません。
今回は一番勇気のあるオガワに捌いてもらいましたが、こんなに真剣な顔をしている部下の顔を見たのも初めてのことでした(笑)
「食育」の観点からも、命をいただくという行為ができることは良い体験ですね。


水が綺麗だからなのか、新鮮だからなのか、言葉にすると簡単ですが、釣りたて、捌きたて、焼きたてのニジマスさんはビックリするほど美味しいですよ。
ちょうどお腹が空いてきたことも相まって、3人であっという間に2匹のニジマスさんをいただいちゃいました。
今度は自分の息子にも体験させたい、食べさせたい。とっても分かりやすくて楽しい体験でした♪


「渓流釣りツアー」は春と秋の季節限定ツアーです。このブログを書いている頃から紅葉も楽しめることとは思いますが、あっという間に冬になってしまいますので、今シーズンやりたいと思った方はお急ぎください。
富良野市までは旭川市から車で1時間弱。短い秋の風景をドライブで楽しみながら、少しだけ贅沢な時間をお楽しみくださいませ。

また一つ、好きな体験が増えました。

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