始まりました。シリーズ「私が地元を好きな理由」その1。北海道旭川市で生まれ育った私が、地元って何もないから、たくさんあると語れるようになるまでを記録していきたいと思います。
どうも、オガワマナエと申します。
旭川で生まれ、旭川で育ち、旭川の高校を卒業しました。
現在、旭川に住み、隣町の東川で仕事をしている、地元っ子です。(社会人歴8年目)
よく、どんな仕事なの?と友人にも聞かれるのですが、如何とも説明し難いのです。
地域の情報(美味しいものや、お買い物、体験など)をまとめたフリーパーパーを作ったり、自社サイトのWeb担当だったり、地場産業を学ぶツアーを企画して当日添乗員をやったり、町の皆さんと一緒に体験型カタログギフトを作ったり、電動スクーターのレンタルを販売していたり。
ね? 説明し難いでしょ?
でも、この仕事をしていたから、前よりもたくさん地元のことを知れました。
地元は好きだけど、「何にもないところ」だと本気で思っていた私ですが、今は、地元って「良いところがいっぱいある」と本気で思っています。
「私だけが知ってるなんて、もったいない!」という押しつけがましい、キラキラしたようなことを言いたくはありませんが、少しでも地元っていいところだねっと思っていただけるように。
今までの経験を通して、私が地元を好きになっていた理由を書いていこうかなと思っています。
それでは、「私が地元を好きな理由」シリーズ。スタートです。
(飽き性なので、果たしていつまで続くのやら)
私が地元を好きな理由 その1 『空気が美味しい』
ココって、本当に空気が美味しいと思うんですよ。
特に新緑(5~6月)の季節とか、朝晩とか、秋とか。
2~3月の冬は凍てつく寒さだけど、空気は澄んでいるので旭岳がとっても綺麗に見えます。
そんなことに気が付いたのは、5年ほど前でしょうか。
このお仕事をさせていただいている中で、海外出張に行く機会があったのです。
地元大好きっこの私は、海外!!と心躍る訳ではなく…。
この私が…海外…???と全くイメージが湧きませんでした。(贅沢な野郎ですね。)
未知の世界に怖々しながらも、勇気を出して、上司と一緒に旭川空港から旅立つことに。
羽田空港を経由して、たどり着いた先は、多国籍の国「シンガポール」。
(ふと、旭川からどれくらい離れているのだろうと思い、Googleさんで調べてみたところ。直線距離で6,053.59 kmくらいでした。)
私の荷物は本当に出てくるのだろうかと大変不安になりましたが、さすが日本の航空会社。
無事に荷物を受け取った後、以前、さくらんぼ狩りのツアーに参加してくれたご夫婦がお迎えにきてくれていました。
とりあえずと車で向かった先は、シンガポールの中心部。
海外の運転はとてもアグレッシブで、見ていて飽きませんでした。
見渡す限りの大きくて煌びやかなビルに圧倒され、これが海外か…!と堪能していたら、どうやら目的地に着いたようで車から降りることに。
私はここで、たぶんきっとほぼ初めてに近いであろう経験をしました。
車のドアを開けた瞬間、突如、むわっとした空気が襲ってきたのです。
「暑い!とにかく蒸し暑い!」
それもそのはず。シンガポールは、赤道の1.5度北に位置しているので、典型的な熱帯雨林気候なのです。
私は思いました。とんでもないところへ来てしまったぞ、と。
気を持ち直し、ご飯を食べる前に荷物を置こうということで、ホテルへチェックインすることに。
ホテルにウキウキワクワクしながら、涼しさを求めて館内に入った瞬間。
突如、強めの冷気が私を襲ってきたのです。
「寒い!とにかく寒い!」
冷房ガンガンで、館内が冷え切っているではありませんか…!
私は思いました。とっんでもないところに来てしまったんだな、と。
外はとにかく蒸し暑い。中はとにかく寒い。
旭川での生活の違いに、圧倒されました。
そんなこんなでブーブー言いながらも、カニをご馳走してもらったり、シンガポール料理を食べたり、マーライオンを見に行ったり、完全人口な植物園に行ったり、お土産探しに街中を歩いたり。
とっても楽しくシンガポールを満喫していましたが、、滞在3日目を迎えたところで私の身体に異変が起こったのです。
「空気が吸えない…!」
いや、生きているので、空気を吸ってはいるのですが、肺に入ってこないといいましょうか、美味しくないのです。
私は、そこで初めて20年以上、自然に囲まれた旭川の美味しい空気をいただいていたのだと気づきました。
一刻も早く旭川に戻りたい!あの空気を吸いたい!吸わせてくれ!!という願いも虚しく、旭川に戻ってきたのは2日後。(たったの2日が長かったのです…。)
羽田空港から飛行機が飛び立ち、窓から旭川の景色が見えてきた時、とてもワクワクしたことを覚えています。
そして、ようやくその時がやってきました。
荷物を受け取り、外へ出たと同時に、清々しい空気が私をお出迎えしてくれたのです。
あぁ、なんて美味しい空気なのだとろうかと、幸せを噛みしめました。
あの時の感動は、きっと忘れることはないでしょう。
まとめ
・・・と、大層長くエピソードを書かせていただきましたが、これは地元の空気が美味しいというお話です。
自分で書き始めておいてなんですが、そんな大したお話ではありません。
書きながら、果たしてこれは大丈夫なのだろうかと不安になってきました。
でも、この経験をきっかけに、地元のことがもっと好きになったのは事実です。
窓を開けた時、朝出社するとき、夜帰る時。
ふとした時に、空気が美味しいなと感じます。
旅行でもなんでも、少し離れると、地元の良さを再認識できますね。
あまり旅行に行かない私ですが、結構おススメいたしますよ。
ではでは、今回はここまで。
私の地元が好きな理由その1でした。
それでは、また、お会いしましょう。
地元の友達にいつか読んでもらえることを期待します。
空気が美味しいと体調もいいです。
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